フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

自宅でカラープリント暗室(1回目感想)

2013/11/01
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IMG_5688先週、念願の自宅でカラープリント暗室をやりました。1年前ワークショップで初めて暗室に入り、ズキャーンと感動してして、かれこれ1年…超初心者(かつ、機械苦手な非論理的思考な私)がワークショップでは教えてもらったけど、よくここまできたなぁ…と我ながら感動したので記念に記録しておきます。
せっかくだから写真を撮っておけばよかったなーと今になったら思うのですが、全く余裕がなかったです(笑
写真はMに転びまくっているw初めてのプリントです(テストなのに1枚使ってみた)!

準備

CP31の使い方がさっぱりわかっていなかったので、説明書を読みながらお湯を入れて清掃がてら準備。2リットルの槽が3槽あるので6リットル分のお湯を持って階段を昇り降り…こ、腰が…(2、3週間ぐらいまえにぎっくり腰しました…)
CP31が届いてからはや半年、ずっと電源を入れていなかったので、少し不安だったのですが無事可動しました。時間のリセットが必要でしたが、水温は温度計で確認して問題なしでした。レンタル暗室では蓋を開けて印画紙を入れるだけだったCPの構造を知ることは興味深いことです。私でも扱えそうな機械でホッとしました。壊れたときにちゃんと対応できるかは不安ですが…。
清掃が終わって、薬液の調合。メスシリンダーを買わず、100円ショップの計量カップと計量スプーンにしたので計量がどうも調理気分になってしまったので、これはよくないと反省しました。1ml単位の計量がどうしてもザックリ計量になってしまうのでした。
ナショナルフォートさんのコダックRAケミカルの2リットル分溶解方法(PDF)が見やすくてよかったです。

プリントをしてみた!

まずは1枚、大まかな数値と時間でテストプリント。Mに色転びはしているものの、きちんとプリントされていました!喜んで水洗。色調整しながらテストを5回繰り返してプリントして、自分の思っている色と濃度が出て感動…美しい…ぽわわーん…となりました。

テスト用に印画紙をカットするためにペーパーカッターが欲しかったので、一番安い、とにかく安い、壊れても後悔しなさそうな↓を買いました。が、最初に記事を書いたときは1800円ぐらいだったのに値上がりしている…(2014年1月現在)

切れ味はあまりよくないし軽くてゆらゆらしますが、全暗の中ではさみやカッターを使うよりは安全な気がします。おうちプリントしている方々はみなさんどうやってカットしているのだろう…と疑問。カットしないで、テストプリント用のマスクみたいなのを使って、露光時間を変化させながらプリントしているのかな…。
私はワークショップで習った方法しか知らないのですが、テスト用に短冊状に切った印画紙にプリント(をフィルターを変えながら数回)→本番プリントという流れです。


複数プリントするときは、ネガ1のテスト→ネガ2のテストと2、3回テストプリントをし、ネガ1の本番→ネガ2の本番と教わったのですが、ネガを引き伸し機にセットしたり外したりを何度も繰り返すのが緊張するので(意識していも雑になる性格…)、ネガ1のテスト→テスト→テスト→本番、ネガ2のテスト→テスト→テスト→本番、という流れにしてみました。そしたら手持ち無沙汰な時間が多くて微妙でした。やはりワークショップで習った方法がいいのかなぁ…。自分に合う方法を考えたいと思います。

片付けの時間を読み間違えていた

30分ぐらいで片付くかと思っていたCP-31の使用後の清掃。1時間かかりました!プリントはワイパーで水だけ切っておいて自然乾燥になってしまったし、テストプリントは乾燥できなかったし、てんやわんやでした。
水物の片付けは結構大変なので、レンタル暗室ってすごくいいところだとしみじみ思いました。見切り発車で進めてみたけど、なかなか茨の道かもしれません。ですが、自分で印画紙にプリントした写真はたまらなく綺麗で、水洗しているときのキラキラしている様子を自宅で見られるのは、贅沢の極み…。それを味わいつつ自分の写真のポテンシャルを最大限に引き出すために、プリントをし続けたいなーと思いました。

かなり面倒くさがりの性格の私が準備や清掃を差し引いてもまたやりたいと思うぐらいなので、興味がある方は一度ワークショップなどに行ってみることをオススメしたいです(鼻息荒く)!印画紙やフィルムが完全になくなることはないにしても(いやなくなるかもだけど)、今よりもっと値段が上がることは考えられます。まだ手が届く今のうちにぜひ。

いつまでもこのテンションではいられないし、いたくないのですが、せっかくなのでまた次回プリントしたら感想を書く予定です。少しずつでも上達したいです。

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