フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

Nikon D40について

2012/12/14
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my D40それまでトイカメラ(LOMO LC-Aなど)やお下がりのPEN(ffだったかなー。当然フィルム。)やコンパクトフィルムカメラ(確かAPSの)やコンパクトデジカメ(画素数60万画素とかで大容量と言われてた時代)しか使ったことなく、それらで撮れる写真はどうにも自分のイメージではないことが多かった。

特にトイカメラは思ったものが撮れていない!思ったように撮れない!(それが長所なのだが…)びっくり箱のようなもので、旅行に持って行ったりはしていたけど、ファインダーをのぞいて見たものが写るわけではなくて、現像プリントをして、こんな写真を撮ったなーぐらいにしか思えなかった。(ファインダーをのぞいてしっかり撮るカメラを使い込むようになってわかるトイカメラの面白さ ですね)

で、D40。夫が「夜の高速道路のジャンクションを撮りたい!そのためにはデジタル一眼レフだー!」と言うので、2007年2月にレンズキットのセットを買いに行きました。このときは夫が散財してるなーぐらいにしか思っていなかったのですが、試しにいろいろ撮らせてもらったら、なんか楽しい。ピントが合っているところ以外がぼけるのが楽しい。ぼかすのが楽しい。ぼけさせたい!ぼけた写真撮りまくりたい!となり、調べまくり気がつけば、単焦点レンズを購入。当時はD40でAFが使える単焦点レンズは無かったので、MFで使うAi AF Nikkor 50mm F1.8Dを買いました。

撮るものは風景とか食事とかが多く、MFでもどうにかなっていたのですが、画角が75mmでちょっと中望遠気味だったので、半年後にAi AF Nikkor 35mm F2.0Dを購入。ずっとこれを使っていました。

が、子供が産まれて動くようになったとき、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを買い足しました。2007年にD40を使い始めたころには単焦点でAFができるレンズがなかったので、待望のレンズ!嬉しかったです。

上2本はフルサイズにも対応しているので、今後のためにレンズ資産として残してあります。

当時の写真を見返すと、なんだか恥ずかしいのだけども、いちおう載せておこう…。
pickle breakfast snow monster DSC_6164

ズームレンズより単焦点レンズの方がコンパクトで見た目がかわいいというのもポイントだったし、ズームで撮ってるときより、写真を撮っているというかんじがして楽しかった。でもこれが写真の上達につながっていったので、結果オーライ!ピンポイントでピントがあっている写真たまらん!!!となっていました。

が、しかし、デジタルで撮った写真はモニターで見る限りは満足がいくのですが、プリントしたときフィルムで撮った写真と見比べて愕然とするのでした。「私、下手くそすぎる…」と。特に被写界深度の浅い写真が全然納得いかなくて、呆然としました。で、どんどん中判フィルムにのめり込んでいくのでした。原因の一つはraw現像をきちんとしないと自分の納得のいく好きな写真にならないんだと思っています。フィルムで撮った写真はその自分のイメージの写真に最初から近いので、そっちの方が使って楽しいというのが私がフィルムを使う理由の一つなんだと気がつきました。

D40は私を写真に夢中にさせるきっかけにしてくれるカメラでした。軽くて小さいから単焦点レンズをつけてウェストバックに入っちゃうし、どこへ持って行くのも苦じゃなくて、写真を撮るのが楽しくて楽しくて仕方が無いことだということを教えてくれたし、周りの人やFlickrで写真を見せて反応があることの面白さをわからせてくれました。このカメラに出会ってなかったら、私は写真を撮っていなかったと思うし、それは私の今の生活の全てがひっくり返るぐらいなことなので、あのとき夫の散財を止めないでよかった!

まるでさよならする手紙みたいになっているけど、まだ現役です(笑)。娘の七五三とかフィルムだけだと不安なときに華麗に登場します。たまにしか使わないからか充電器無くして買い直したりもしています…。レンズが数本あるので、次もデジタル一眼レフを買うならNikon(できればフルサイズ)にしようと思っていますが、壊れるまではがんばってもらいますよー。と、壊れない呪いをかけておこう。今はデジタルを新調する予算はないのだ!

作例

作例で検索されている方が多いので、Flickrにある私の作例です
D40で撮った写真

2013年に追加

子供の行事(主に運動会)用に安価で手に入れやすいレンズを追加しました。
単焦点レンズ好きな母さんが望遠ズームレンズを買ったわけ

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