フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

誰もみな手を振ってはしばし別れる

2014年04月2日

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笑っていいとも!に小沢健二が出ると聞いて胸躍らないわけがない36歳。
今夜はブギーバックを聴いて小沢くんを知ったんだと思うんだけど(フリッパーズギターは解散した後に知ったような記憶が…)なにせ電気グルーヴを愛聴していたため(オールナイトニッポン好きだったので)なかなか受け入れられなかったんですがw、なんだか好きで、その後「LIFE」が爆発的に売れて、よく聴いていたけど「売れているものを受け入れたくない」という気持ちで、フリッパーズギターへ流れて受験生のときは「ヘッド博士の世界塔」ばかり聴いていた。

大好きだったのはoliveの連載「ドゥワッチャライク」。家中のoliveをコンビニに持っていって、ドゥワッチャライクのページだけコピーをとってホチキスでまとめて何度も読んでいた。

でもひねくれた私にはコーネリアスの方が受け入れやすくて、ずっとずっと素直にファンだ!と胸張って言えずに言わずに「小沢より小山田派ッス!」みたいな自己紹介をする大学生の頃。あーでも小沢健二のオールナイトニッポンに興奮した記憶があるな。オーバカナルから生中継!思い出もちぐはぐだ。

ドゥワッチャライクの連載が終わって、テレビでも見かけなくなってCDも新譜がでなくなったころ、寂しい気持ちもありつつ「無色の混沌」を読んでいたので全て納得できる感じだったのもあるけど、ちょうどそのころ私は生身の恋愛にどっぷり浸かって、生きる苦しさと喜びを体当たりで経験するのだった…つまり、それどころではなくなったのだ!

そしてここ数年で小沢君の歌詞をやっと心から実感できるようになったんだ。10年以上かかったけども、かみしめている。これが生きるということなんだなーとやっとわかってやっと楽しくなった。

笑っていいとも出演以降、沢山の小沢健二へのラブレターのようなブログを読んだ。文章が上手な人たちが私の気持ちをまるで代弁をしてくれているようなブログもツイートがインターネットには沢山ある。
だから自分の日記は書いては消して、消しては書いてを繰り返す。
それでも書いてしまうのだった、公開ラブレターでしかない日記。

ぼくらが旅に出る理由

遠くから届く宇宙の光 街中でつづいていく暮らし
ぼくらの住むこの世界には旅に出る理由があり
誰もみな手を振ってはしばし別れる

そして毎日はつづいていく 丘を越え僕たちは歩く
美しい星におとずれた夕暮れ時の瞬間
せつなくてせつなくて胸が痛むほど

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