フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

2015年3月17日~3月29日「めざせ個展!」ナダール東京に出展します

2015/02/28
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めざせ個展2015@ナダール東京

ナダール東京さんで2015年3月17日~3月29日に開催される「めざせ個展!」に出展します。

ナダールは作品を発表する事の大切さを知ってもらいたいといつも思っています。個展を経験した事がある人なら知っている事。それは、自分の想いを伝え、知ってもらう事の大切さや、そこから繋がるたくさんの人や事です。さらに、個展会場で自分の作品に囲まれていると、今まで自分がしてきた事、これから自分がしていきたい事が見えて来ます。


でも、個展にはとてもたくさんのお金がかかる事も事実です。そこで今回、個展をしたいやる気のある方を募り展示してもらいます。そして、来場者に票を入れて頂き、もっとも得票数の多かった展示者に、2015年11月10日〜11月22日に NADAR/TOKYOで個展を開催して頂こうという企画です。


人気投票なんて、なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、一つの基準である事は間違いありません。偉い先生や写真家が選ぶのではなく、お客さんが選ぶ。そこには本当の写真の楽しみがあるような気がします。

ということで、私は撮りためている写真から展示する写真を選んでいたのですが、考えれば考えるほどわからなくなり、出展すると決めたものの、迷路に迷い込んでしまったようで、自分が写真を撮っている理由ってなんだろう?私の撮る写真って私的すぎるのでは?人に見せたい?社会との繋がり?そもそも人に見せていいレベル?というような、猛烈な自己否定をしまくり、そこから顔を出した写真と自分と見てくれる方との関係…とか考えてのアウトプットです。

今回の展示の構成を考えながら、「これを見せたいからテーマを設けて撮る」というような作品撮りをしているわけではない自分の写真は曖昧で強いものがあるとは思えなかったのですが、「写真を撮るようになって今まで見えていたものの見方が変わり、日常にこそ普遍的なものがあり、日常というのはどこまでも続いていく。」というとても当たり前のことを写真にのせていきたいと気づくことができました。それと写真をみて「自分も写真撮りたい!」と思う気持ちになってもらえたら、それが一番嬉しいです。
あと写真は写真として美しい写真が好きなので、手焼きプリントを自分でやろうと思っていたのですが、仕事がカツカツ&年明けから娘絡みのイベントごとも多くて時間とれず、暗室できませんでした。大人しくラボに出します…。
というわけで、何も変わらないビックリするような写真ではありませんが、よろしかったらご覧になってください。ブックも作ります。在廊はできるだけしたいです。家族との時間も大事にしなければならないと心から思えるようになってきたので(遅い…)、できないかもしれません。

他の方がどんな作品なのかも楽しみです。

ああ、あと出展を決めた理由が2014年グランプリの八木さんのtweetだったのですが、紛失したっ!すごく共感できていい文章でした。それを読んでやりたいという気持ちになったのです。

2015年3月17日~3月29日「めざせ個展!」
石田比沙・Kana Sasamoto・神田さやか・工藤薫・工藤拓・神津剛・佐藤和佳子・田島綾・毛利厚子・Rin RELLO

2015年3月17日(火)~3月29日(日)
open 12:00 – close 19:00
*最終日は16:00まで、月曜休廊

ナダール 東京
107-0062 東京都港区南青山3-8-5 M385 BLDG #12 ナダール webサイト

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