フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

遅ればせながら『6636 Square Format 04』ありがとうございました

2014/07/01
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6月中旬から仕事が怒濤の忙しさだったので、やっと書ける…『6636 Square Format 04』のことが…予想以上のハイペースで仕事をしました。おかげでスキルアップもした感じもあるし、足りないところも自覚できたので、写真のことだけでなく仕事の勉強もしっかりやらないとなーと改めて実感…。あ、仕事のことを書きたいわけじゃないんだった。

『6636 Square Format 04』はブローニーフィルムを使って66カメラで撮られたネガを全紙に伸ばすというのがコンセプトです。全紙!初めての全紙!と思ってワクワクドキドキ。
詳しくはこちら→【終了】2014年5月27日〜6月8日『6636 Square Format 04』

自宅暗室の現像機CP-31は半切までしか対応できないし、レンタル暗室に行く時間もないし、全紙の印画紙も持ってないから、プロラボにお願いしようときめました。せっかく大きく伸ばすなら!と、ワークショップでお世話になり、その後のネガの現像等で大変お世話になっているTCKのベテランプリンターのヨシ子さんへプリントをお願いしました。(展示会場の私のステートメントの文章がまるで自分で手焼きをしたような文章になっていて、わかりにくかったと反省…。)

TCKではTCKでコンタクトシートを作っていると大伸ばしするときに料金が割引になるので、過去TCKで現像+コンタクトシートをお願いしたネガの中から、私の作風がわかるような、一枚で完結していて、展示が終わった後に家に飾りたくなるようなものを出展しようと思いました。そして選んだのが去年のGWに娘を撮った写真でした。

DSC_7921_2
※家に飾りました

コンタクトシートでは少し明るめにプリントされていたのですが、それが気に入っていたので、このイメージでと依頼したところ「少し明るすぎかも…?」と言われたのですが、顔色がこのぐらいの明るさがいい…と伝えてお願いしました。
テストプリントをもらう時間がなかったので、仕上がったプリントを送ってもらったのですが、ヨシ子さんによって大変にいい感じに仕上がっていました!私の希望も聞きつつ「全紙は大きいから少しプリントで調整した」と説明してもらって、なるほど納得。最高のプリントでした。自分で撮った写真が熟練のプリンターさんの経験と知識による丁寧な仕事によって一段高いところへ上がってくれた感じに酔いしれてウットリ…。

ブックは過去に撮った写真をまとめたものを再編集したものでしたが、自分の根幹になる写真ばかりだったので、ブックがよかったという感想をいただけて、とても嬉しかったです。惜しむらくはネガスキャンしたものをインクジェットプリントしたものだったので、いつか全部手焼きしたプリントに差し替えたい…(いつになるだろうか…遠い目…)。
ちなみに展示作品はRolleiflex2.8eで撮ったもの(フィルムはPORTRA400)で、ブックはhasselblad 500c/mで撮ったものです。

やはり大きくプリントするのは楽しくていいなーとしみじみ思ってしまい、撮る気が減ってしまった数ヶ月でした(仕事が忙しかったのもあるけど)。今まで撮った写真をもっと大切にしたい→新たに撮れない…みたいな。でも、両立することもできると思って、Julyに出すことを決めました。片方やめる理由なんてないものね。時間が足りないけども。
ということで、がんばってみます。机の上にはカメラが6台置いてあります。

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