フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

神田さやか写真展「あかねさす」終了しました

2015/11/25
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神田さやか写真展「あかねさす」奥の壁寄り

神田さやか写真展「あかねさす」11月22日に無事終了しました。期間中、沢山の方にお立ち寄りいただき、本当にありがとうございました。「行きたかったけれど…行けなかった」とおっしゃってくださる方も多く、気にかけていただけるだけで、本当に嬉しかったです。自分がこのように人をお招きするようなコンテンツを作ることができるなんて思ってもいなかったので、なんだか夢みたいな2週間でした。

応援してくれた遠方の友人&ご来場できなかった方に向けて展示風景をめいっぱい残してきたので、こちらでご覧下さい。
生のプリントの迫力やモノとしての美しさはホームページ上では見せることができませんが、こんな感じの展示風景でした。

キャビネサイズ額装(3枚×2)

入り口入ってすぐのところにキャビネサイズを3枚セットを額装したものを2セット展示しました。コンパクトフィルムカメラで撮ったもので、奥のエリアとちょっと違うイメージになるものを選びました。

神田さやか写真展「あかねさす」入り口2

ドアを開けると左の3年前の娘の写真が最初に目に入ります。
広角レンズで撮り忘れたため、正面の写真が撮れませんでした…。

神田さやか写真展「あかねさす」入り口1

こちらはkonica BiGmini Fで撮影した3枚。左の写真についてよく質問されました!

奥の壁

神田さやか写真展「あかねさす」奥の壁

壁を一枚の額と考えて、2枚を配置してみました。ここの壁の使い方についてはいろいろ質問されました!

全紙3枚(パネル)

神田さやか写真展「あかねさす」全紙写真3枚

全紙サイズでどーんと見せたかったので、PENTAX 6X7で撮影したものを3枚。

四つ切り11枚

神田さやか写真展「あかねさす」四つ切り額装1 神田さやか写真展「あかねさす」四つ切り額装2

長い2面の壁には額装したスクエア四つ切りを5枚と6枚で並べました。写真はその一部です。額はニールセンのアルミフレームです。

プリントについて

全て東京カラー工芸社のヨシ子さんに半光沢の紙にタイプCプリントでお願いしました。とても美しい仕上がりにしていただきました。(タイプCプリントはカラーネガフィルムで撮影→現像→プリントの行程で一度もデジタル処理をしない従来のプリント方法です。)
ブックの表紙に使っていた川の水面がキラキラしている写真のブックと展示作品との違いを説明することで、手焼きプリントの美しさや奥深さをお伝えすることができたように思えます。

額装について

生のプリントをじっくり見ていただきたかったので、アクリルを入れずに展示しました。
作品保護のためとはわかっているのですが、アクリルの反射が苦手なのです。です。

ブックについて

置いていた「あかねさす」「青梅」「July」の3冊のブックは全てPhotobackで作成したのです。新作ではなく過去の展示で作ったものでした。
スクエア写真に関してはほぼ自分でネガをスキャンしたデータを利用していますが、現像+CD書き込みを依頼してデータ化してもらった写真も多く含まれています。

あかねさす

2015年3月の「めざせ個展!」でブックとして一緒に展示していました。今回の個展はこのブックの世界をより広げるようなイメージでした。

青梅

2013年10月に参加したグループ展「TOKYO SHUTTER GIRL:2」で担当した撮影地である青梅のブックです。このときから既に変わっているところもあり、街は生き物だと実感します。とてもよい場所なので、ぜひ遊びにきてください。

July

2014年8月に参加したグループ展「July」のときに作成したブックです。PENTAX 6×7で撮影したものをスクエアにトリミングして余白をあけてレイアウトしました。
このブックを作りながら、食べることに対してもっと写真を撮ってみたいと思うようになり、台所の写真を意識的にどんどん撮るようになりました。

展示を振り返って

私の写真は特別にかっこよくて難しいテーマがある写真ではありません。
だからこそ写真に写るその瞬間だけでなく、写真からの広がり、余白や余韻、前後左右、奥行きをご覧になった方に感じて考えてもらえるような写真展にしたいと考えていました。それは自分がそのような写真展を見るのが好きだからなのですが、少しでもそんな風に思って頂けていたら幸いです。

今後のこと

個展終了後に写真に対して一区切り…みたいな気持ちになるかと思っていたのですが、全く逆で!やる気に!撮る気に!満ちあふれています!が、最近展示準備やらなんやらであまり撮っていなくて感覚が少しぼんやりしているので、公募グループ写真展「december」に出展するため12月毎日撮影するのがいい機会になりそうです。撮るぞー。毎日撮るのは鍛えられてすごくいいですよ!沢山撮りたいので35mmかな。12月は光がキラキラしているので楽しみです。

次の個展、すぐには無理でも必ずまたやりたいです。とても面白かったです。このような経験をさせていただけたNADARさん、本当にありがとうございました。ギャラリーが自分だけの写真で埋まるというプレッシャーはすごかったですが、とても楽しかったです。

「あかねさす」のブックを欲しいと言っていただけることが多く、販売について検討中です。どのようにするか?いろいろ考えていろいろ妄想中…。

追記

それにしたって展示風景の写真が難しいですね。こうやってブログに文章をと合わさったときにどういう風な写真が使いやすいか?なんてことを考えるいいきっかけになりました。こういう記録写真もきちんと撮れるようになりたいです。

それと在廊しているときにお客様とお話をすると「ブログを見てきました」と何人もの方におっしゃっていただいて、そのたびにニコニコしていましたが、心の中では嬉し泣きしていました!ブログ書いていてよかった!ありがとうございます!ぼちぼち更新がんばります。
それと「DMが気になって」というお言葉もいただいて!デザインから紙選びから、がんばって作ってよかったよぉぉぉぉ…となりました。(DMや名刺のデザインで悩んでいる方、お手伝いするので声をかけてください。←宣伝)

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