フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

梅 佳代「梅佳代展 UMEKAYO」

2013/07/03
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東京オペラシティでの梅佳代展。2ヶ月近くやっているので「これは行ける!」とタカをくくっていたら4月は娘の保育園進級でバタバタ…5月は体調不良…気がついたら6月になっていました。そして、いざ行こうとすると仕事が入ったり、娘が夜に熱を出したりして、行けないのか?!と終了間際になってあわあわしましたが、なんとかかんとか6月22日土曜にギリギリで行ってきました。

梅佳代さんの写真は、評価を高くする方とそうじゃない方が両極端にいるように感じます。私自身もきちんと写真を撮るようになるまでは「なんとなく撮れそうなスナップ」という印象が強かったです。が、いざ人を撮ろうとなったとき、私は被写体の方と距離をつめることができず(家族ぐらい身近な人は別)、梅佳代さんの魅力がそこにあるような気がしました。

展示内容をみていて思ったのは「でっかい卒業アルバム!」という印象でした。クラスメイトが撮ったような写真。ただそれをクラスメイトではない人が撮るのだからすごい。やはり距離感がすごかった。

「女子中学生」は自分の中学生時代と出てくる女の子たちが全然違ってビックリしたのですが!思春期真っ只中にいて、あんなに下ネタ満載でいられるのですか?時代?場所?私はなるべく性的なものを排除した会話をしていたような…と過去を振り返りまくりでした。
「じいちゃんさま」の終わりの始まりの感は切なかった。小さめエリアだったので一番混んでいました。枚数も大きいのから小さいのまで沢山だった。
「男子」シリーズが私は一番好きです。子供の溢れ出るパワーが写真から飛び出してきている感じ。自分の子供ですらあの感じはなかなか撮れないので、あの枚数、あの人数の子供達の写真が展示できているということは、ものすごい量を撮っているのだろうなーと想像しました。選ぶのって体力と精神力が必要なので、大量の写真から選ぶということができるのも才能の一つだと私には思えます。

誰かと笑いながら一緒にみるのが楽しい、そんな展示でした。

梅 佳代「梅佳代展 UMEKAYO」
東京オペラシティ アートギャラリー
〒 163-1403 東京都 新宿区 西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー3F
2013.4/13 – 2013.6/23(終了)
http://www.operacity.jp/ag/exh151/
一般¥1,000(800)/大・高生¥800(600)/中・小生¥600(400)

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