フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

ヨシ子さんのカラープリントワークショップ6回目

2013/04/22
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2月の第1回を思い出すような寒さの4月20日土曜日、最終回を迎えました。なんだかあっという間の3ヶ月でした。
6回目は前回までに学んだことを活かしてプリントをするということで、私は桜や娘を撮ったフィルムを大きくすることにしました。テストをとって、数値を変えてもう一度テストをとって、本番プリント。色補正はヨシ子さんが数値を出してくれたのですが、最初の頃は意味が分からなかった数値の変更の仕方がわかるようになっていて、三十路越えても成長できるっ!と嬉しくなりました。あと全暗の暗室に慣れている自分にビックリ。最初は全く手探りで、動くのもビクビクしているような感じだったのに、「テストピースなくなったから切ろうー!」とか言いながら、ペーパーカッターでザクザク切ることができるようになって、五感も磨かれた感じがする…。
ヨシ子さんの写真にまつわるお話はいろいろ興味深かったし、一緒に通っていたクラスメイト(という言い方でいいのだろうか?)は私よりずっと写真やカメラのことが詳しいのでいろいろ話を聞くのも面白くて、とても楽しかった。ヨシ子さんのいう「ニュートラルなプリント」という感覚がほんの少しだけわかった感じもしていて、写真がもっともっと面白くなりました。あのほんの少しの微調整の神業…知識と経験とセンスのすごさを感じることができたのは本当によかったです。

11月に1日だけのプリントワークショップに行ってから、写真の取り組み方、考え方が少し変わったような感じがあって、もっともっと手焼きしてみたい!と思って申し込んだ6回のワークショップ。とても楽しかったし、勉強になり、ぼんやりと見えていた自分のやりたいことがはっきり見えたように思えます。撮り方も変わりました。プリントすることはより大切なものにするということ。私の写真は基本的に日常なので、日常の美しさが際立ち、空の青さと透明感と影の美しさをプリントで味わってしまうと、撮りながら「プリントしたーーーい!」となっています。

それと自分でプリントするようになって、写真をより肯定できるようになりました。時間をかけることで、向き合う時間が増えるからなのかな。私にとって写真を撮るということは「フィルムで撮って現像してプリントする」ということなのだとわかりました。この先は何があるのだろう。とにかく撮ってプリントしてを繰り返して、その先を探してみます。過去に撮った写真もベタとってプリントしまくりたい。がんばるぞー。

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