フィルムカメラで撮る写真|impermeable photographie

PHaT PHOTO写真教室に1年通いきっての感想

2013/02/01
 

2009年に1年間ビギナークラスに通っていたのですが、2010年2月に出産したため、進級できずにいたPHaT PHOTO写真教室。2012年に復帰してミディアムクラスに1年通いました。今回は途中休むこともなく、最後まで通いきれた!やっほい!となりました。写真教室関係のワードで検索されている方がけっこういらっしゃるので、感想を書いておこうかなーと思います。

写真を講評してもらえるところ

PHaT PHOTO写真教室の特徴はこれなんじゃないかなーと思っています。何気なく撮った写真でも複数枚組んで見せることで、きちんと表現するものになる。組み方次第で散漫な写真になったりするのは、一人で写真を撮ってネットにアップしていたときに知らなかった面白さ。
見せたときに先生やクラスメイトに自分の考えている以上のことを述べてもらったりすると、自分の写真の可能性の広がりのようなものを感じられて、とてもワクワクします。 12月の最後の授業のとき、自分の方向性はこっちなのでは?と思って6枚組にしたとき、それが先生やクラスメイトに「よかった!もっと見たい!」と言ってもらえたので、1年学んだ結果だと思いました。
ただやはり講評されるというのは、なかなかプレッシャーになるし、1枚じゃなくて3枚という組にするのが難しく、1ヶ月悶々し続けてしまったりします。1枚でいい写真なんだけどなーとなったりします…。

クラスメイトと写真の話をすることができるところ

日常が家事育児仕事ゆえに家族やすれ違う保育園の先生やご近所ママとしか話せないので、趣味の話を思う存分できる!夫とは写真の話をしたりもするけど、新しいカメラのことや写真展のことなどはクラスメイトの方がよく知っていたりするので、面白い。

グループ展に参加できたこと

グループ展は何せ一人ではできないw。私は展示というもの自体が初めての体験だったので、いろいろ学べました。グループ展だからこそ、沢山の人が見にきてくれるというメリットもある。展示するということの大変さや楽しさを存分に味わえました。お金も時間もかかるけど、展示はまたやりたいです。やります。癖になる!
PHaT PHOTO 11Aクラス写真展を終えて

悪いことというか、デメリットといいうかもあるとは思っています。
写真教室が写真のファーストインプレッションだと影響を受けすぎてしまう気がするので、そこから先に自分で進む気力を持っていないといけないのでは?ということを感じます。
教えてもらっているのは一部分のことで、いろいろなことのきっかけにすぎなくて、もっと広がっていくことを忘れてしまってはいけないと思っています。表現の仕方も教わったことが全てではないと自分で意識しないといけない。大学とかでいろいろな先生に出会ったりできたら、そんなことを考えずに体でわかると思うのだけど…。私は美術系の学校へ行ったことないからわからないや。どうなのかな?
「写真教室に通うな」で検索されていて、そんなことを考えたのでした。それが全てだと思わない限り、「通うな」なんて私は言わないなーと思ったのです。行動することで広がります。ただ気をつけないと、井の中の蛙になってしまうと思うのでした。

そんな私は2013年2月からPIPPOのヨシ子さんのカラープリントワークショップ(全6回)に通います。わーい。家族の頑張りに期待!新しいことを学べるワクワクドキドキ!そして自宅に暗室作れないか調べまくりです。カラーの引き延ばし機をオークションで物色中ですw 現像機も探しているけど、これはなかなかなさそうですな。…広がるっていいことだけど、お金もかかるよねw

2013年追記

PIPPOのヨシ子さんのカラープリントワークショップ(全6回)の感想も書きました。
こちらは完全に技術系。私は技術があってこそ…という考え方なので、とても有意義なワークショップでした。フィルムカメラを使う意義も考えることができました。

2014年追記

PHaT PHOTO写真教室ではコンセプチュアルな写真やテーマ性などを考えるきっかけになったのですが、現在の私自身の写真との付き合い方は「撮って撮って撮って撮りまくってからその先を考える」というような写真の偶然性からテーマを探すような感じが今は一番しっくりきています。
そういう方向性に舵を切れたのも、写真教室へ行ったからだとは思いますが、教えてもらったことに縛られすぎずに上達を目指すことを忘れずに、素直に教わるのが一番だと思います。
この記事を検索で読んでいただけることが多いので追記しました。
なんでもそうなんだけど、一つの考え方に縛られると本当に苦しいので…。細く長く。

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